2006/10/01
平成18年8月21日
株式会社プランツと株式会社シスムエンジニアリングは、平成18年10月1日を以って、シスムエンジニアリングが行うメディア事業をプランツに譲渡することで基本合意に達し、平成18年8月21日付けで「事業譲渡契約」を締結しました。
シスムエンジニアリングは、昭和58年の創業以来、産業用装置に特化したアウトソーシング事業(派遣業務)を展開してまいりました。この事業展開の過程において、顧客からの取扱説明書等の社内外文書の制作要求が高まり、これに対応するため、平成4年にはドラフトサービス課(現メディア事業部)を開設し、現在に至っております。
一方、プランツは、平成4年の設立以来、特定メーカーに依存しない独立系の制作会社として、工業製品に関する文書の制作を行ってまいりました。また、近年においては制作工程の短縮・単純化を目指した標準化に関わるシステム開発も手掛け、制作全般にわたるコンサルティング業務を行っております。
シスムエンジニアリングとプランツは、プランツ設立時から深い信頼関係に基づいた業務上の取り引きがあり、両社それぞれの顧客に対するサービス向上の施策について、従来より協議を重ねてまいりました。
今回のシスムエンジニアリングにおける文書制作の請負に関する業務(メディア事業)の分離、プランツへの併合は、シスムエンジニアリングでは社内の人的資産をアウトソーシング事業に集中させ、プランツでは熟練技術者の確保(知的資産の集中)という点において安定したサービスの提供を図ることができます。また、本施策は、シスムエンジニアリングとプランツの両社それぞれにおいて今後の発展につながるものと期待されます。特に、プランツにおいてはマーケットの拡大による安定経営が、コンサルティング業務の基盤を支え、新たなシステムの開発・提案の推進を図る原動力となります。
以上の理由により、今回の事業譲渡(譲受)は、両社において利点があるとの結論に至った次第です。
メーカーの社内外文書制作全般
対象事業にかかわる営業権、知的財産、固有資産、棚卸資産
平成18年10月1日